2009年7月31日金曜日

【わるいこと】

ヘッヘー!スーパーの売り物の桃の表面を、指で強く押してやるぜ!

「まてぃ!」

き…貴様は…

















ウルトラマンッ!!!


















バンッ!


















バンッ!


















「桃を腐らせる行為はやめるんだ!」

2009年7月29日水曜日

【扇風機】

下着も着けず、グレーのタンクトップを着た君は、左右に動く僕の顔を正面から強引に押さえつけて、頬を紅潮させたまま、静かに口を近づける。

「え?な、何を…」

あーーーー

2009年7月23日木曜日

【続・倒れていた人の話】

倒れていた人の話をしようか。

あれはたしか、真夏の朝だったな。

玄関開けたら、何かがバッタリ倒れてるの。

僕、びっくりして「ヘァァ!」って言って、メガネがずれ落ちちゃった。
いや、僕、メガネしてないんだけどね。

で、近くを通る人がいたから、「夢の中で見たオスマンサンコンさんいますか?」って聞いてみたの。

そしたら、「はい?」とか言うわけ。

だから、もう一度ずれたメガネを直しながら、同じ事を聞いてみたの。(メガネはしていない)

「ここにいる時間ないの?水は生きていますか?」って。

そしたらその人、また、「は?」とか言うわけ。

で、僕は思ったね。
あ、もうこいつダメだと。

もう、怒りながら帰った。

2009年7月22日水曜日

【倒れていた人の話】

倒れていた人の話をしようか。

あれはたしか、真夏の朝だったな。

駅に向かう途中に、保険会社の駐車場の横を通るんだけど、なんかスーツ姿の男の人が、気を付けの姿勢で顔面を下にして、バッタリ倒れてんの。

僕、びっくりして、「うへえ!」って言っちゃった!

でさ、「近づいても、大丈夫ですか?うへえ?」とか、聞いても全然返事ないわけ。

「こりゃ、えらいこっちゃ!」ってな訳で、とりあえずあたふたするんだけど、なんか様子がおかしい。

周りを歩く人達が全然見向きもしない。みんな足早にスルーしていくのよ。

そこで僕は気付くわけよ。

ハハーン、さてはコイツ、こういうヤツだなってね!

まぁ、人形だったんですが。

2009年7月8日水曜日

【妖精三姉妹】





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はぁ…


ふぅ…


どうしたの?二人ともため息ついて


唯一無二の存在になりたーい


己のキャラを確固たる地位に押し上げたーい


それじゃあ、語尾にぬらーんって付けてみてよ

そうすれば個性が出るでしょう?

それはナイスアイディアだぬらーん

うん、これなら個性的だぬらーん

(ふふふ、これでまともな喋り方の私が目立てるわ!)

2009年7月4日土曜日

【寝汗びっしょりの悪夢日記】

イグアナの真似をしたタモリが

四つん這いでスタジオを出ていく

僕は人波を掻き分けて

必死に追いかける

早く

ツッコまないと